2014年 7月

▲6歳7ヵ月の男の子(5年8ヵ月保育) あんず保育園
 (広島県三原市幸崎渡瀬1−1 0848−69−1641 園長 中岡 敏子)


 1986年開園。子どもの全面発達の保障と、大人たちが学び合って子育てができる保育園をめざして、27年目を迎えます。園舎の南側には川が流れ、イモリや川えび、どじょうやハヤ、カニといろいろな生き物が生息し、子どもたちが夢中になって遊び込める自然豊かなところです。
 年長児は2人で、毎日の雑巾がけや当番活動などは、年中さんの力を借りて一緒にやってきました。性格、考え方とまったく対照的な2人は、交わることが少なく、助け合ったり相談をして決めていくことなどはとても苦手でした。
 4月当初、親との懇談会の中で「たくさんの年長児とふれあう場を作ってほしい」との要望を受け、年間12回の合宿を行いました。合宿では大勢の仲間との出逢いや、たくさんの経験と刺激を受け、何事にも向かっていく強い気持ちが育ちました。保育園でも、自分の身の回りのこと、生活面や当番活動と自分たちで決めたことは、最後までやり切っていくことを大切にしました。
 卒園を間近にした頃から、お互いの気持ちが通い合うようになり、リズム遊びも互いを意識し呼吸を合わせて向かえるようになりました。
 この絵は、瀬戸内海の海を満喫し、自信に満ち溢れ力一杯泳ぎきった時の絵です。