2017年 4月

▲6歳9ヵ月の女の子(6年2ヵ月保育)
あゆみの森共同保育園(福岡県北九州市八幡西区鳴水町5−22 TEL 093−645−3264 園長 小林 幾世)


 1965年に北九州市立八幡病院院内保育所として出発し、2017年創立52年目を迎えます。1978年病院から地域に移り、院外の子どもも受け入れ始めました。その頃から、職員で「さくら・さくらんぼ保育」を学び始めました。その後、園舎の老朽化に伴い、車で10分程にある河頭山の南斜面の4000坪の地へ2度目の移転をしました。
 お父ちゃん会は山の遊び場を整備し、お母ちゃん会はバザー等で園を支え、財政難などの危機も保護者と支援者と職員で協力し乗り越え、2012年NPO法人格を取得しました。
 そして、これまでの無認可保育園の実績も認められ、国の政策の『待機児童解消加速化プラン』の対象となり、園舎完成の2016年度冬には、認可保育園としてスタートする予定です。
 年長は14人で、身体が固くぎこちない子が多かったのですが、毎日の山あそびやリズムあそびで体や心が育ってくると、一人ひとりが自分の思いを言葉にし、考え話し合う姿が出てきました。年長になると雑巾縫いなどの初めての課題にとまどう子もいましたが、繰り返し向いやり遂げる中で自信をつけ、みんなが子ども先生になって教えあいました。
 この子は7ヵ月入園。6年2ヵ月と保育歴が長く、園生活を満喫しました。卒園期は新しい歌を次々に歌い、小さい子たちの憧れになりました。この絵は、園庭でのたけのこ掘りを描いたものです。