2017年 6月

▲6歳10ヵ月の男の子(4年2ヵ月保育)
錦保育園(宮城県登米市迫町佐沼字錦132−2 TEL 0220−22−2647 園長 一村 則廣)


 開園37年目の認可保育園です。子どもたちは朝の活動(雑巾がけ、ロールマット、手押し車)や基本のリズムを積み重ねて体がしっかりしてくると意欲的になり、仲間を巻きこみながら生活をするようになりました。2015年10月から同じ法人が車で15分の所に新しくくるみの木保育園を開園しました。そこには4歳、5歳児がいないため、錦保育園の4歳児・5歳児が週2回行き、雑巾がけや交流リズムをする中で年長は小さい子のあこがれとなり、それが誇りになりました。
 この子は2歳8ヵ月で入園しました。自分の思いが伝わらないと部屋の隅に行き泣いたり、苦手なことがあると気持ちが引いてしまう姿がありました。年長になって交流保育や課題を通して一歩前に進む勇気を持ち、やればできるとの思いになりました。
 年長19人の集団は『カエルの豆太』のお話から「みんなちがっていい、ちがっているからこそ、いっしょうけんめいにやればみんなのやくにたてる」と、お互いの思いを共有することで、自分を知り仲間を受け入れることができました。この絵は『カエルの豆太』の勇気に感動して描いた絵です。