2018年 7月

▲6歳6ヵ月の女の子(5年3ヵ月保育)
特定非営利活動法人 遊びの家共同保育園(長崎県諫早市多良見町西川内1245 TEL0957−43−6085 園長 佐久間 容子)
 「障がいのある子もない子も、大人も共に育ち合いたい」「自然の中で子育てがしたい」「手先から足先まで思い通りに動かせる身体づくり」を目指して、遊びの家共同保育園を立ち上げたのが27年前です。園長の自宅から出発し、3年目に現在の地に民家を改築して保育園とし、24年の無認可時代を経て、40人定員の認可保育園となり3年目です。出発当初から保護者と保育士との“共同の力で子どもたちを育てる”“共同の力で保育園を作る”ことを大事にしてきました。
 園の理事を率先して引き受けてくださる保護者が多く、理事の役割は、草刈りが主な仕事の環境整備部、いろいろな団体へ助成を申請することが主な仕事の企画部、バザーや物品販売の活動に親たちを奮起させる物販部、議事録やお便り・ホームぺージを作成する広報部、園の会計を赤字にならないようにチェックする会計部、そして園長・主任が担当している保育部となっています。理事会は保護者会とは別にあり、園の運営を支え保育園を作る実働部隊となっています。
 このクラスは7人でした。担任は新卒で遊びの家に就職し、2歳児クラスから担当しました。子どもたちの保育歴は3年から6年と様々でしたが、担任は4年間、元気に体当たりで子どもたちを保育してきました。九州地区の合同卒園式「祝う会」では、167人の年長たちのリズムの先頭になり“楽しそうに”また“挑戦”していき、子どもたちと共に成長してきました。
 この子は2人姉妹の妹、泣き虫なところもありましたが、よく食べよく遊び、こつこつと当番活動や小さい子たちの世話をしていました。絵は『ドリトル先生アフリカゆき』のお話の絵です。乗ってきた船が沈むとネズミから聞いたドリトル先生たちが、そっと海賊の船に乗り込み出発しようとしたところ、海賊たちに気づかれてカナリア島の入り江をふさがれてしまったところです。お話が大好きなこの子は描きはじめてからひと言も発しないで、いっきに描き上げていました。