2019年 5月

▲6歳2ヵ月の女の子(6年保育)
ひまわり第1保育園
(島根県出雲市天神町870−2 TEL 0853−22−5172 園長 石飛 美智子)

 乳児保育園として開園後保護者の強い要望があり、産休明けから就学前までの保育を始め45年目を迎えました。7年前に園舎老朽化に伴い、子どもたちが思い切り走り回れる広い土地を求め、現在の場所に新築移転しました。
 今年の年長は保育歴の長い子が多いクラスでした。担任は“よく食べ・よく遊び・よく寝ること”“生活リズムを整えて気持ち良く生活できること”を大切にしてきました。年長組になっても気持ちが外へ広がりにくく、遊び込めていない姿があったので、仲間と心から楽しめるあそびや、わくわくする体験を積み重ねることを心掛けてきました。
 鯉のぼり作りでは、どんな大きさにするかみんなで話し合う中で「保育室の長さ(8m)の鯉のぼりが作りたい」ということになりました。子どもたちは出来上がりを楽しみにしながら時間をかけて作り上げました。担任は今までにない大きさに心配しましたが、ポール用の竹は、往復5qある竹やぶから仲間と力を合わせて担いで持ち帰りました。空高く泳ぐ鯉のぼりを見上げみんな満足そうでした。
 この子は、4歳の夏頃まで大勢集まる場や大きな音に抵抗があり泣いていましたが、一方で仲間と一緒に砂運びや泥んこなど身体を使ってよく遊びました。年長での合宿や山登り、交流保育等の様々な体験を積み重ねる中で、大勢の場でも力を発揮するようになり、県内14ヵ園が集う最後の合同リズムでも、堂々と参加することができました。
 この絵は仲間とともに作り上げた鯉のぼりを描きました。