2019年 8月

▲6歳6ヵ月の男の子(4年保育)
安武保育園
(福岡県久留米市安武町武島773−1 TEL 0942−26−4455 園長 舟越 陽子)

 当園は久留米市より民間移譲を受けて16年目、九州一大きい筑後川近くの自然豊かな農村地帯に位置しています。昨年度には、老朽化した園舎を全面改修して風通しのよい明るい環境になりました。定員は60人で、園児数に対して発達障がいなど支援を必要とする子どもや、保護者支援の必要な家庭が多くなってきています。まずは園児が健康で幸せに過ごせることを大切に、市の家庭子ども相談課・児童相談所・保健所・相談支援センターなどと連携をとりながら、親の不安や大変さを理解し取り除くようにしてきました。専門機関との相談会・家庭訪問など一世帯ごとの状況に応じた支援を続け、どの子も生活が落ち着くにつれ元気になってきました。
 この子は2歳6ヵ月で入園。偏食・色へのこだわり・過敏性・衝動性が見られました。家庭には生活リズムの大切さを伝え続け、親も頑張ってくれました。3歳児より担当保育士がつき、関係を築きながら友だちへとつなげていきました。4歳児の時、嫌なことがありトイレなどに閉じこもるたびに、仲間が声をかけてあそびに誘うことで、一緒に楽しめるようになってきました。しかし年長になっても、リズムや課題に取り組む場面で気ままに歩き回ったり、ピアノによじ登ったりするこの子に要求ができているのかと保育者が反省し、「ダメなことはダメと伝える」「要求することで子どもは育つよ」という交流園の園長からの言葉を励みに関わりを考えてきました。卒園期にはけんかの仲裁や、みんなの前で自分の気持ちを伝えられるようになりました。
 この絵は2月に交流園に出掛けた時、フェリーに乗りカモメにエサをやっている様子です。この時も、仲間と一緒にエサやりを楽しんでいました。