1982年、国立病院院内保育所としてスタートしました。17年後に国立病院再編計画により廃園の後、工場跡地のプレハブを園舎として定員60人の認可外保育園を開園しました。2017年社会福祉法人を設立、翌年４月に新園舎が完成し、認可保育園（定員40人）となりました。

　プレハブ園舎跡地の広い園庭に3ｍの築山を作り、1歳児の子たちもたくましく上り下りしています。自然環境は豊かで毎日園の裏山で遊んだり、泥田あそび、川、海、山登り、スキーなどで季節を体感しています。また、年間を通して、絵本の読み聞かせボランティアに来てもらい、各年齢に合った数々のお話に触れることで、年長後期になると絵のない素話も集中して聞けるようになりました。

　2021年度の年長は6人。山を走ったり園の前の田んぼのでこぼこ道を歩いたりして体づくりを大事にしてきました。

　この絵を描いた子は9ヵ月で入園。よく笑い、よく泣き、よく怒り感情表現がとても豊かでした。年長になりみんなで話し合いをした時は、色々な意見を出して、他の子たちからも頼りにされる存在でした。絵を描くことが好きで、お話を読んでもらうとすぐに描きました。

　この絵は園で『こじかの太郎ちゃん』の映画を見て、夕方思い出したように「描きたい」と集中して描き上げました。