2027年 表紙
「子どもがみんな笑える日まで」
これは、さくら・さくらんぼ保育の創始者、斎藤公子氏が保育全集に遺している言葉です。
すべての子どもたちが愛され、安心して過ごすためには何より平和が大切である事を表している言葉でもあります。
しかし現在、世界のあちこちで新たな戦争や混乱が広がっています。非人道的な状況の中で、多くの幼い子どもたちが犠牲となり、尊い命が奪われています。また、経済優先の人間の営みの結果、急速に進む温暖化や気候変動により発生する大災害も、地球規模で人間の生活や命を脅かす一因となっています。
今、この地球上で起きているこれらの現実は、私たちに何を問うているのでしょうか。
戦争や差別、分断ではなく、共存・共生への道。人類の知恵や科学の進歩が地球を守り、人々の幸せに繋がる道。誰もが人間らしく生きる事の出来る明日を、目の前にいる子どもたちに繋げていきたいものです。
明日を拓く元気な子どもたちが、太陽、水、土、豊かな自然に触れながら仲間と思いきり遊び、共に育ち合う。子どもに関わる大人もまた、学び合い手を繋ぐ子育てが出来る事を願って、保育カレンダーを発行して31年目を迎えました。
今年も、全国各地の保育園・幼稚園・こども園での保育実践を、自らの体験や心のときめきを表現した子どもたちの絵とともに、多くの方にお届けしたいと願っています。
40年目を迎える無認可保育園で、NPO法人を設立して13年、企業主導型保育事業に取り組んで10年目になります。大都市名古屋の中でも、緑豊かな自然が残る大高城跡公園に隣接した民家を改築して保育をしています。小さな園舎ですが、国の史跡に指定され開発から守られている城跡公園の中にあって、大きな木々、土塁や空堀跡の起伏ある斜面を使い、日々子どもたちは走り回って遊んでいます。
“自然の中で仲間と共に遊びきること”“豊かな文化に触れること”を大切に、しなやかな身体と心を育てる保育をすすめてきました。2026年1月には創立40周年記念行事として荒馬座公演を父母と職員で力を合わせて企画し行いました。
2025年度の年長児は男の子4人で、3人が2歳児で入園、1人は年長の4月に入園しました。4人とも喘息やアレルギー体質だったため、自律神経を整えようと、家庭では早寝早起きと朝散歩、東洋医学の力も借りながら育ててきました。また園でも城跡公園を駆け回ったり、プールあそびなどで身体をたくさん使って遊んできました。引っ込み思案なところもありましたが、3、4歳児と一緒に遊んだり、年長交流の中で交わる力をつけてきました。
仲間とともに「自分も素敵になりたい」という心が溢れた卒園期には笑顔が増え、自信に満ちてきました。城跡公園で行った卒園式では、大勢の仲間の万雷の拍手を浴びて卒園証書を手に取り、リズムものびのびと行い見事な姿を見せてくれました。
これは『ドリトル先生アフリカ行き』のお話の絵と山登りの絵です。
発行:保育カレンダー編集委員会
愛知県豊川市市田町原山97、98(恵の実保育園内)
TEL:0533-65-9803 FAX:0533-84-9777
ホームページ http://www.hoiku-c.net/
私たちの園では、子どもたちがたっぷり自然と出会えるよう保育をしています。
園庭開放や体験保育をしているところもたくさんありますので、ぜひ連絡してください。
定価1200円