2004年5月

▲6歳5ヵ月の女の子(5年3ヵ月保育)
つくしんぼ保育園(茨城県日立市諏訪町3-12-30
0294-37-4278 園長 高橋 悦子)
 この子は、生後4ヵ月頃より食物アレルギーが原因で、アトピー性皮膚炎が悪化し、喘息・花粉症の症状もあり、日常生活は食事や接触するものに対し(のり・粘土・マジック・草花など)制限が多く慎重な子でした。両親の「集団の中で育てたい」という強い思いと行動力で合宿の多い年長の生活もやり通しました。
 山登り・スキー・年長交流合宿の中で、どんどん心が拓かれ他園の子どもとも友達になり、またすぐ乱暴してしまった男の子にも分け隔てなく接するやさしい子に育ちました。小学校入学に際しては、教育委員会や学校と何度も話し合いを重ねる中、子どもの立場にたった多くの配慮をしていただきました。(きんもくせいの枝を落としてもらう・粉のとばないチョーク・新一年生の保護者の話し合いで子どものことを語らせてもらう等々)。
 今ではアレルギーの症状も改善され、元気に小学校に通っています。地域の学童クラブにも入れました。両親はこの子の子育てを通し、「人と人とのつながりの大切さを知り、子育ては地域の人々の支え合いの上に成り立っていることを学ぶことができた」と思いを寄せてくれました。
 この絵は絵本『黄金のかもしか』で少年がかもしかに再び会え、走っていって抱きついたところです。