2011年 11月

▲6歳10ヵ月の女の子(6年8ヵ月保育) まつぼっくり保育園
(茨城県つくば市大角豆2012−668 TEL:029−851−7589 園長 佐藤 せつ子)
 今年32年目を迎える保育園です。毎年春には年長クラスの子どもたちを中心に野菜畑作りがスタートします。四季を通して野菜の種蒔きや苗植えなどの作業を楽しみます。3歳未満児もすぐ大きくなる赤カブを蒔きます。年2回の「収穫祭」はそうして実った野菜をふんだんに使い、年長クラスが包丁で調理、4歳児はピーラーで皮むきを、3歳児も野菜を洗ったりちぎったりなど大活躍します。
 園舎設備の不具合はクラス作業として父母が力を注いでくれます。発足して20年余りを経る「おやじの会」は、市内の母親大会では手作りパン販売、園内では遊具作りや竹シャベル作りに留まらず、毎週木曜日の夕方には「紙芝居の日」として子どもたちに読み聞かせる取り組みも3年目を迎えました。また、在園家庭と卒園家庭の交流も盛んで「バザー」「夏祭り」「運動会」「お餅つき&大掃除」など父母と職員が力を合わせ取り組み楽しんでいます。卒園生が迎える20歳を祝い、1月の「はたちの集い」も恒例となっています。
 この絵を描いた子は第3子で、産休明けからの保育です。乳児の頃は、育ちがゆっくりでしたが、家庭と連絡し合って毎日の生活リズムや食事を整えることを再確認し、子どもたちは仲間と共に土台のリズムをしっかり取り組んできました。年長になる頃には、見通しをもった生活や目標に向かった努力の姿が多々見られるようになりました。特に筑波山登山や雑巾掛けでは「側転が上手になりたい」という目標で頑張り、花開いた子どもです。また卒園期には「今この絵を仕上げて卒園式に飾りたい!」と主張、散歩に誘われても1人残り集中して描いた『天の笛』の一幕です。