2011年 12月


▲6歳8ヵ月の女の子(2年保育)
 『錦の中の仙女』を描く

▲6歳6ヵ月の男の子(5年保育)
 『ドリトル先生アフリカゆき』を描く

▲6歳1ヵ月の女の子(4年保育)
 『小じかの太郎ちゃん』を描く

▲6歳3ヵ月の女の子(5年保育)
 卒園の旅での遊覧船に乗った
 楽しい思いを描く
おひさま保育園
(愛知県名古屋市緑区大高町向山51 TEL:052−624−5941 代表 浅野 生子)
 「子どもたちに豊かな自然と遊び・文化を保障したい」と願い続けて24年目を迎える無認可保育園です。2009年度は文化事業として劇団仲間『森は生きている』の公演を9世帯の親たちと1年がかりで取り組み、多くの皆さんのご協力をいただき大成功しました。
 4人の年長児は入園当初から、安定した睡眠がとれず夜泣きの子、重症のアトピー性皮膚炎の子、遅寝遅起きの生活の子、胃腸が弱く嘔吐下痢を繰り返す子どもたちでした。そこで子どもたちの体質を改善するために、親たちに早寝早起きや朝の散歩の大切さを伝えました。保育園では毎日のリズムあそび、雑巾がけや飼育当番活動、四季折々の散歩や山登り、合宿交流保育を大切に保育していきました。運動会では、縄跳び、側転、戸板登りなどに挑戦し、大きな自信になったものの、冬に向かう中で体調を崩す子が増え、このままではいけないと「生活リズム」「年長児の保育」等について親たちと懇談会をもち、さらに生活改善を努力してもらいました。保育者への依存心があることも職員集団で話し合い保育を変えていきました。
 2月末頃には、子どもたち4人がグッと快活になり、自主的な見通しをもって生活できるようになりました。卒園式に向けて「荒馬も太鼓も自分たち4人でやる」と仲間と共に育ち合った姿となり卒園しました。
 これらの絵は、卒園期にした読み聞かせや卒園旅行で楽しい体験をした後に描きました。