1979年に開園（定員60人）してから、2019年で40周年を迎えました｡この間、幾度かの改修工事を行ってきましたが､園舎の老朽化が進み､待機児の増加もあったことから、2018年に約800m離れた土地に新築移転（定員120人）をしました。広くなった園庭はどこからも見渡せ、どの部屋からも園庭に出ることが出来ます。年長部屋の隣には学童部屋があり、異年齢で関わりながら育つ環境となりました。しかし、新園舎も住宅地の中に建っているので、自然を求めて毎日出かけ、太陽・土・水にこだわり身体づくりを大切に保育しています。
　今年度の年長は「自分が使う物は自分で作る・時間を気にせずたっぷり遊ぶ」を大切にしてきました。もの作りではそれぞれのペースでじっくり取り組み、友だちの完成を自分のことのように喜び合いました。冬になり、ドッジボールのルールがわかってくるとみんなで遊び、友だちと助け合って作った竹馬では「高い築山に登りたい」と雨の降る寒い中でも夢中になって乗っていました。
　この子は3人姉弟の第二子。いろいろな場面で怖がることが多く､新しいことへの挑戦をためらう姿がありました｡年長になり、たくさんの経験を積み重ねることで｢勇気を出してやったら出来た｣という力が身につきました｡卒園式では､みんなの前で自ら跳び箱に何回も向かっていき、跳びきることができました｡
　この絵は3月にみんなで日御碕燈台に行き、たくさんのウミネコにパンをやった時の絵です。突然トンビの群れがパンを横取りしようとやって来て騒然となったところを、保育園に帰ってすぐに描きました。