15年の無認可保育園を経て、2018年に地方裁量型認定こども園になりました。民家を改装した狭い園舎ですが、そばに大きな起伏のある公園や、呉羽山があります。狭いながらも立ち上げのころから保護者と共にいろいろと工夫しながら環境を作っています。

　2022年度の年長は5人です。「自分をつき出す」「身体を使って遊ぶ」を目標に、まずはこの子たちの話をしっかり聞く事、子どものありのままの姿を受けとめる事を大切に保育してきました。

　この年一番大きかったことは、2年間できなかった交流保育を秋から5回できたことです。交流の受け入れをしてくれた山中ふたば保育園の職員は、我が園の子のように関わってくれました。子どもたちは沢山の刺激をもらい、これまで以上に意欲的に生活するようになりました。保育者も子どもの捉え方や保育の課題など、沢山学ばせてもらい保育を見直す機会が持てました。

　この子は1歳6ヵ月入園。緊張が強く、寝つくまでにとても時間がかかる子で、表情も乏しかったです。ありのままの姿を受け入れることを大事に保育していく中で、だんだんと心も身体も柔らかくなり、自分の思いも素直に出せ、表情も明るくなりました。

　これは、白鳥を見に行った時、頭のすぐ上を次々に白鳥が飛び立つ姿を見て感動した時の絵です。