無認可13年を経て、1995年に認可保育園となりました。錦保育園の運動会を見学したことをきっかけに「さくら・さくらんぼ保育」に出会い「子どもを真ん中に」「どの子も育つ」保育を目指して東北地区の交流園から学んできました。園周辺の自然が年々失われ、住宅地の中の園となってしまいましたが、四季折々の自然や体験を求め、バスで出かけています。また4年前に、0歳児のための分園を作り、発達の基礎を養う大切な時期を、静かな環境でゆったりと過ごすことができるようになりました。

　2022年度の年長児は20人。コロナ禍で全員揃うことが難しく、交流合宿が中止になるなど保育の進め方に迷うことが多い一年でした。年長期の活動を大切に取り組む事、朝の雑巾がけや当番活動、リズムあそびを大切に生活してきました。職員みんなで子どもたちの年長期を支えていこうと園内合宿を4回行い、保護者もご飯作り等のお手伝いで子どもたちを支えてくれました。また、早起き・早寝・朝ごはんやメディアとの関わりを控えるなど、家庭での生活を見直したことで、子どもたちの姿は目に見えて変化しました。

　荒馬作りでは馬に乗り触れ合った後に、自分で布を染め、保護者にも手伝ってもらいながら荒馬を完成させました。その荒馬を身につけ、笛と太鼓の音色にのって様々な場所で荒馬踊りを楽しみました。子ども自身が伸びようとする力と仲間の力、そして家庭の支えがあってこそ子どもたちが成長していくことを実感しました。

　この絵は、乗馬体験をした時の様子を描いたものです。