2026年 2月

▲6歳8ヵ月の女の子(6年2ヵ月保育)
安武保育園
福岡県久留米市安武町武島773−1
TEL:0942−26−4455 園長 待鳥 眞由美

 久留米市より民間移譲を受けて24年目、九州一の河川筑後川の近く自然豊かな農村地帯に位置しています。以前は川の周辺に数えきれないほどのカニの巣穴があり、毎年カニをとるのが子どもたちの大きな楽しみでした。しかし、近年の水害対策による護岸工事でカニの住処も追いやられ、川から少し離れた側溝付近に作った巣穴を探してカニとりをするようになりました。園の周囲の環境も大きく変わってきて、自然は減り子どもたちの遊び場も限られてきています。そんな中でも、職員をはじめ地域の方にも協力してもらいながら、自然を通してたくさんの経験が出来るように試行錯誤する毎日です。

 2024年度の年長は8人でした。他園との交流保育では100人を超える集団になり、不安を感じて行き渋る子もいました。しかし、交流の中で多くの刺激をもらい、合宿を重ねるうちに互いに支え合う仲間になりました。また、近くの交流園の子どもたちとカニとりを楽しみ、野いちごとりや集団遊び、プール遊びや雛飾り作りなども合同で行い、クラス8人だけでは味わえない経験が出来ました。

 この絵は『小じかの太郎ちゃん』の映画を観た後、太郎ちゃんが母と共に雪原の貴重な葉っぱを大事そうに見守り、狼の追手を警戒し群れを見渡す鹿の王様を描きました。