1999年7月

6歳3ヵ月の女の子(3年保育)──石森幼稚園 園長 清野 邦道
  開園30年目にし、保育の転換を図る。私立幼稚園として、非常に厳しい現実の中で、父母の熱心な理解と協力を得ながらの4年目。今年3回目、15名の卒園児を送る。この子は3歳児クラスから入園。尖足でよくころび、けががたえない子だったが、毎日の雑巾がけ、リズム遊び、斜面をもとめての散歩等で卒園期には素敵な側転を舞い、弱い子にはやさしく接する子に育ってくれた。また姉妹園との交流保育・合宿等で自分に自信が持て、意欲的に何にでも向かっていける子に変わっていった。
  姉妹園の職員集団には感謝にたえない。
  父母も学びあうことで、どの子も共に育ち合う喜びを共有できる集団になっていった。絵は卒園旅行に金華山に舟にのって行った時の絵である。