2000年3月

6歳4ヵ月の男の子(3年11ヵ月保育)──くりのみ保育園 園長 川本鈴子

  2歳5カ月入所、入園当初は汚れる事を嫌がり食欲もなく、泣いて登園する。母親は色々と不安や迷いを持ち通園していたが、講演会や懇談会などを通して保育への理解を深めるようになった。
  子どもも少しずつ友達と一緒にリズムをしたり散歩をするなかで、虫・ザリガニなどがつかまえられるようになった。
  年長になり、逆上がり、こままわし、竹馬など目を輝かせ意欲的に取り組み、あきらめず最後まで頑張った。
  絵の中にも自分の見た物、体験したこと、お話を聞いた事など自由にイメージし表現していた。この絵はチューリップの球根を植え芽がでているのを見つけて描いた。
  年長の親集団も合宿保育などに積極的に協力し、励まし、見守ってくれた。「本当にどの子も我が子のようでした」と言ってくれた親の言葉どおり、親子、保育園と全員でがんばった一年でした。