2001年3月

6歳9ヵ月の女の子(4年5ヵ月保育)─こばと共同保育所 園長 福井英二

  福岡で最初の産休あけ保育所として27年前にスタート、親と職員の二人三脚で、4回の移転という困難を乗りこえ、9年前には、学童保育所を併設。現在700坪(500坪借地)の敷地で、0歳から小学校6年生までの子どもたち約100名が生活しています。父親たちの汗の結晶でできあがった愛情あふれる手づくりの園舎であるが、毎年やってくる台風に悩まされています。
  この子は2歳4ヵ月でわが園に入園してからは水をえた魚のごとく水・砂・土で遊び、草・花の前からは、ひとときも離れず、夢中で遊びました。その姿を見て、両親は「根っこ」を育てるとは「これだ」と目からうろこがとれたとの事。心からわが園との出会いを喜んでくれています。「こばと共同保育所を支える会」の発足から卒園した現在も、無認可保育所の運動前進のため力を注いでくれています。
  この絵は卒園1ヵ月前、15名(難聴児1名を含む)の仲間と一緒に園で飼っている犬をつれて、福岡市の西の方を流れる室見川に生息するゆりかもめに、エサをやりに行ったあと描いたものです。