2003年5月

▲6歳1ヵ月の女の子(5年8ヵ月保育)
遊びの家共同保育園(長崎県西彼杵郡多良見町西川内名1245
TEL0957−43−6085 園長 佐久間 容子)
 「年長さん」この言葉は、保育園の子どもたちのあこがれの言葉です。昨年は、その年長さんがいなかったので、交流保育をしている園の卒園式へお祝いに行くところから今年の年長保育がはじまりました。“あこがれて育つ”ことを大事に保育に取り組んできた6人の年長さん、その中には自閉的傾向を持つ子どももおり、保育歴も1年3ヵ月から5年8ヵ月という集団でした。田・畑・川・自然に恵まれた環境の中で、散歩、にわとり当番・畑作り、手仕事、雑巾がけ、リズム遊び、特に冬は探検と称して山登り、薪を切って焚き火と焼き芋。そして100人を越す仲間たちとの交流・合宿保育。一つひとつやり切っていくたびに、子どもたちの顔に自信が見られるようになりました。
 親たちも、無認可保育園の運営を支え、どの子にも我が子と同じように心を配り、子育ての悩みを一人で抱え込まないようにと、よく話し合い協力し合った集団でした。雪遊び、久住登山(1787m)などは、親たちも一緒に楽しみました。この絵は、6人の中で、保育歴の一番長い子どもの描いた、「黄金のカモシカ」のお話。王様がカモシカを追いかけているところです。