2003年6月

▲6歳3ヵ月の男の子 (4年保育)
たんぽぽ保育園(茨城県ひたちなか市大平1−18−36
TEL029−273−8242 園長 佐藤 れい子)
 開園して28年目の認可保育園。保育園の周辺は、年々田畑や空地が住宅や駐車場に変わり、子どもの遊ぶ場所も少なくなり、そのため遊べる自然を求めて移動することが多くなっている。
 この子は2歳の時転園してきた。絵本や紙芝居が大好きなやさしい子。筋力が弱く体力はないが自分のペースで寡黙に努力する子でした。年長になり茨城の仲間とのリズム遊びや山登り、合宿保育と豊かな体験を積み重ねて行く中で、体力がつき、それが自信となって体験したことや読んでもらった本を、イメージ豊かになんでも描くことができる子に育った。卒園式でも、リズム遊びや太鼓をたたく姿の力強さと身体のしなやかさに、心と身体の成長を感じた。年長保育のこの1年は父母と共に「保育園最後の1年を親子で楽しみながら、みんなで育ち合おう」と父母集団の力をかりていっぱい楽しんだ。この子を含めどの子も育ち、そして大人集団もみんな育ち合うことができた。この絵は「ドリトル先生アフリカ行き」の中で、ドリトル先生がサルの疫病を治しにきてくれたのを喜んで迎えているところ。