2007年9月



▲5歳11ヵ月の女の子(3年保育)やまもも保育園
(京都府舞鶴市字溝尻1106 電話:0773−62−0524 園長:谷口 実智代)


 1995年無認可保育園として開園し、NPO法人あそびのいえ山桃となって3年目になります。保護者と共に親子コ ンサートや講演会や情報紙発行等の子育て支援活動と運営資金作りにおわれていましたが、職員は「どの子も育つ 保育を」と励んできました。

 しかしこの年の年長は、保育年数は長いが年長になって甘えをひきずった子もいた6人の集団でした。保護者の 協力を得て早寝早起や三食をしっかり食べることを基本にすえ、毎日の雑巾がけ・リズム遊び・自然の中での散歩 や泥んこ遊び・当番活動等を大切に保育してきました。

 年4回年長交流合宿に参加し、大集団の中で多くのことを経験しました。園の友達から別れて他園の子ども達と 嬉々としてリズムあそびをした子、不安で泣いていた時他園の園長に励まされ気持ちを切り変えてすっきり生活し た子、何にでも笑顔で挑戦していた発達の遅れた子、そんな姿にお互いに刺激され勇気づけられて、みんな心も身 体もたくましくなりました。

 この子は4月1日生まれで、保育年数も一番短い子です。年の離れた兄姉2人にかわいがられて育ち、発達の遅 い子の雑巾がけにも添ってあげるやさしい姿も見られた子でした。年長の課題にもマイペースで挑戦し、リズムあ そびの時の道具袋作りでは大人顔まけの丁寧さで仕上げました。絵も自分の思いを表現し、独創的に描ききり卒園 していきました。この絵は『ホップ ステップ ジャンプくん』のおはなしを聞いて描いた絵です。