2016年 8月

▲6歳2ヵ月の男の子(5年2ヵ月保育)
野いちご保育園(茨城県ひたちなか市大成町12―2 029−354−0150 園長 佐藤 れい子)

 公立保育所の民営化を受け、野いちご保育園になって7年目。体力づくりとして、小さい時から水・泥に触れ、全身を使って遊び込んできたり、日々の雑巾掛けや土台のリズムを丁寧に行い、体幹を育てる遊びを工夫したり、園を越えた他園との交流や野山での遊びをたくさん保育に取り入れて来ました。また、見る力・聞く力・話す力をつけていくことを意識し、一人ひとりの思いに寄り添うことでどの子も自分の思いを考えて話すようになりました。
 この子は年長当初、なかなか描きたいもののイメージが湧かず、あまり絵を描きたがらない子でした。また、集団の中で自分の思いを出せずにいる姿もありました。しかし、山登りや他園との交流・合宿をたくさんの仲間と共に一つひとつやり遂げていくことで、少しずつ自信をつけ集団の中でも自分を表現し、絵もどんどん描くようになりました。同時に毎日の生活や年長の取り組みにも意欲的になり、2月のリズム合宿を終えた頃には、キリッとした顔立ちとなって自分を信じて前に進んでいく姿がありました。仲間を思いやる気持ちも育ち応援したり、出来た時には共に喜び合うようになりました。
 この絵は『ホップステップジャンプくん』を描いたものです。