川登保育園は、島根県の西の端、益田市の市街地から車で20分の山あいにあります。自然環境に恵まれ、清流高津川、その支流の匹見川や日本海にも近いため、夏になると大きい子たちは、保育園でのプールだけでなく川や海でのあそびも満喫しています。過疎地域で周辺に子どもが少なく、園児の保護者の殆どは、川登の保育を求め遠距離を通っています。
近年は特に、子どもたちの体験と言葉が結びつくことは子どもの成長の大きな力となると学び、職員間で確認し合いました。また、メディアや早期教育等よりも読み聞かせや豊かな実体験を大切にしていくことを保護者とも共有してきました。
2024年度は年長児 8人。その両親、ときには祖父母ともしっかり子どものことを語り合って保育してきました。年間十回の山登りに出掛け、四季の自然を感じながらコースを変えて登り、冒険コースにも挑戦しました。さらに県内外に複数回合宿に出かけ、特に民泊を含め5泊6日の宮城県での合宿・交流保育では、様々な人との関わりの中で刺激を沢山もらいました。この一年多くの活動を通して子どもたちは体力もつき、お互いを認め合える仲間になっていきました。
この絵を描いた子は、川や海での大胆なあそび、合宿等を通して自信をつけ、卒園期には水彩画を何枚も意欲的に描きました。
この絵は県内の3園で交流した時、島根県で一番大きな木をみんなで取り囲んだ感動を描いたものです。
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