1988年に認可外で開園、2016年に移転し75人の認可保育園になり再スタートして9年目です。2025年4月から「もみの木こども園」に移行しました。“こども時代は仲間とあそび呆けて生きる力=人間力が育つ”と位置づけ、自然豊かな地でどろんこあそびや畑づくりのできる広い園庭と、リズムあそびのできるホールがある園舎の保育園を、大人たちが力を合わせてつくってきました。地域の方のご理解もあり、この年は裏山広場やたんぽぽ広場と遊び場がさらに広がりました。
2024年度年長児は16人。コロナ禍で社会全体が不安な状態で、はじめて外あそびをする3歳児が多く入園してきました。乳児からの子も体質的に弱さがあり、土台の“食べる・寝る”が身につかずあそび込めるようになったのは年長の後半でした。
この絵の子たちは双子で11ヵ月入園。人見知りがとても強くパニックになって泣き出すと止まらないなど気になるところがありました。“食べる・寝る・あそぶ”生活をお母さんも一緒に丁寧につくってきました。3歳過ぎに絵がガラリと変わり両親懇談をし、テレビが多くなってしまう生活を見直してもらうと、友だちとあそぶ絵になりました。4歳児クラスの時、こだわりや言葉の理解に心配を感じ発達検査を受け、それぞれに自閉症スペクトラム・ADHD、アスペルガー症候群・ADHDと診断されました。0歳児入園で日常の生活面は手早く、年長で取り組む縄跳び・側転・こま回し・跳び箱などに向かう姿は意欲があり、時間がかかっても楽しみながら上手になっていきました。卒園期は毎日絵を描き、自分から仲間に声をかけ遊ぶようになりました。
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