1998年1月

 
6歳4ヵ月の女の子(11ヵ月保育)
どんぐり共同保育園 園長 花村 琴彌
5歳5ヵ月のときの絵

  『泥沼の王の娘』(アンデルセン作)のお話を描いた。年長の4月半ば転入。初めは「できない」「どうする」の連発で人と比較したり指示を求めたりが多かった。しかし、海や山でダイナミックに遊び経験を深め、知識と結びつけていくうちに次第に自分からまずやってみようとするようになった。そして、飛び箱や側転他、年長の課題を1つずつ確実にやりとげていった。最後の関西地区交流合宿保育では大勢の仲間と一緒ににこにこと楽しんで自然なリズムをしていたのが印象的だった。この絵も語り聞かせの後、「あ、そうだ」と言ってうれしそうに描き始めた1枚。自分を自然に表現できるようになった。(花岡)