1998年12月

6歳10ヵ月の女の子(6年8ヵ月保育)
もみの木保育園 園長 森田 幸子
1歳5ヵ月のときの絵

  九年目を迎えた無認可共同保育所である。小さいながら子ども時代を満喫できる保育園をと、民家を改装して出発。地域の方に支えていただき、敷地千坪、一昨年四間×八間のホールを増築し、ようやく子ども達ものびのび遊べる空間を確保できた。こうした中で育った初めての産休明けの卒園児。手足唇がいつも紫色の赤ちゃんで、中耳炎、発熱を繰り返す乳児期であった。三歳過ぎより外で遊ぶのを苦にしなくなった。六歳の時は、大好きなリズム遊びがいつでもできるホールがあり、描きたいだけ描ける部屋の中で生まれた絵である。そして、年長になって、姉妹園との交流保育の中で、内気なマイペースから一回り世界を広げて卒園していった。(森田)