保育カレンダーc

11/16 2012年版保育カレンダー編集後記

2012年の保育カレンダー作成にたずさわった編集委員のみなさまから寄せられた編集後記を紹介します。

 

2012年保育カレンダーの編集にはつらいものがありました。それは、さくらさくらんぼ保育では『自然は子どもの教科書』と言い、土、水、草、虫.お日さま、風、動物、そして友だちと、子どもたちは日々遊び暮らしているのに、3月11日に起きた原発の事故は、その自然を恐怖や不安に変えてしまったからです。人間が自然の一部であることを忘れた結果ではないかと感じています。そして今私は、父と母が暮らす福島の地や人々に何ができるか、保育園の仲間たちと考えあっています。

 (長崎より 佐久間)

 

カレンダー委員になって三年目となろうとしています。一年目は保育園の立て替えもありまして、中々都合も付かず、ご迷惑をお掛けしてしまいました。二年目から本格的に参加するようになりましたが、このカレンダー委員会は、とても勉強になり何よりも文章を見る目が、とても自分では深いものとなりました。たった何百文字を一年間で駆け抜け、その園の特色や子どもの育ちを描くと言う事の難しさを改めて感じた編集でした。

(たんぽぽ保育園 佐藤 洋)

 

全国の保育園から選ばれてきた子どもたちの絵を見ながら編集会議が始まります。その絵からは、子どもたちの躍動する世界、生命の輝きが見て取れます。子どもの発達を細かく洞察する各編集委員の一言一言がとても勉強になります。各園から送られてくる掲載文からも保育に向かい合う真摯な大人たちの姿が浮かびます。わが園も精進しなければと良い刺激をいただいています。ありがとうございました。

(たいら保育園 藤木総宣)

 

今回の編集は東日本大震災が起こった直後にあり、被災した保育園の年長児たちがその困難の中でも、たくましく卒園をしていった姿が伝わってきます。
被災された地域の人々だけでなく日本人全体がこれからの生き方を考えていかなくてはいけない時代になりました。この時代に自分で考え行動できる大人でありたいし、そういう子どもたちを育てていかなくてはいけないと思いました。

(虹の子保育園 井上 薫)

 

編集を通し、各保育園の保育に取り組む情熱を目のあたりにして、強い刺激をうけることが多かったです。保育の中で、今この瞬間目の前の子ども達に何が必要で、大人たちがまずすべきことは何か。この方法でよかったのかを考え、1日1日を大事に子ども達と過ごしていきたいと思います。まだ保育カレンダーを手にしたことのない方々にも、ぜひ見て頂きたいと思います。

 (ひなた保育園 佐々木 多江子)

 

カレンダーの編集に携わり、私自身毎年勉強させていただいています。編集会議では、それぞれ各園から寄せられた文章をどのようにみなさんに伝えたらよいか、本当に言葉を選び、一字一句に目を通して話し合います。少しでも多くの方に全国で共に頑張っている保育者や保護者の思い、輝いている子どもたちのことを知らせたいという思いで一杯です。そうして被災地のみなさんにも、このカレンダーで希望と元気を届けたいです。

(あゆみ保育園  内藤明子)

 

来年度の保育カレンダーの完成。今年も素敵です。毎年のことながら、子どもの絵にも添えられた文章にも学ばされます。このカレンダーを眺めていると、九州のはずれにいても全国の仲間たちにいつも勇気づけられます。
冒頭文では東北大震災後の状況も語られ、私たちがこれからの社会や、子どもたちの未来をどうすべきかを考えさせられます。じっくり読んでください。

(あゆみの森共同保育園 小林 幾世)

 

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