保育カレンダーc

2026年カレンダー紹介

 2025年、唯一の戦争被ばく国である日本は戦後80年を迎えました。その前年に、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)がノーベル平和賞を受賞したことは歴史的快挙であったと同時に、日本国民みんなが戦争を振り返り、核の抑止力で本当に生命を守れるだろうかと改めて考える機会を与えてくれました。被爆体験者と共に平和の大切さを後世に伝えていこうとする高校生平和大使などの活躍も報道され、私たちは彼らの活動に勇気をもらい、子どもたちに人権が尊重される平和な世界を残したいという思いを強くしました。

 今、私たちが直面している地球温暖化による気候変動や災害、貧困や飢餓、エネルギー問題はどれも地球規模であり、戦争と同様に人類の存続を脅かすものです。様々な情報が氾濫する現代社会において、これからは子どもたちに真実を見極める力、本物を見極めようとする志向を育てることが必要ではないでしょうか。私たちの園では、小さい時から仲間とのあそびや生活の中で、様々な自然体験や伝統文化等に触れることを大切にして、子どもたちの豊かな感性を育んでいます。優れた五感は、子どもたちの本物を見抜く目や真実を知ろうとする意欲に繋がると考えています。

 すべての子どもが当たり前に安心して仲間と遊び呆けることを願って、保育カレンダーを発行し続け30年を迎えました。これからも子どもの絵を通して、子どもたちに何が大切なのかを伝え続けます。保育カレンダーの普及にご理解ご協力をお願いいたします。

>> 各月紹介はこちらをご覧ください

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